暮らしの中の音読

暮らしの中の音読 1「ジャン・クリストフ」ピアノとの出会い

 音読が好きです。というと大体は驚かれます。  「話す」という広場の中ではぼくは、フリースタイル的おしゃべりより、種目?の定められた音読の方が、だんぜん面白くて、身体が元気になってきます。  発する言葉は一文字単位「てにをは」さえも決まっているのに、ぼくには、自由なお...

催し

季節を刻む言葉の場所 2019 のご案内 

 場所を決め時間を区切り、ただ話したり聞いたり黙ったりする場。「季節を刻む言葉の場所」として、ぼくなりの形で新しく改めて始めます。  巡っていく四季のように、人が生きる時間の季節もまた移り変わっていくものだなと思います。ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、過ぎて...

ことば塾

ことば塾 生徒募集中

 ことば塾 開校しました。生徒を募集しています。  教育大を卒業してNPOに入り、フリーランスとしてNPOや企業と係わり、果ては心理学の最先端のような聞き方までを学んで、今やっている言葉や「言語の営み」の探求にたどり着き、ようやく教育というものを扱えるようになったなと思います...

催し

言葉の表出合宿のレポートを書こうとしたらサイトができてしまった

 この合宿に限らず、催し物の案内というのは、なぜか短くさっぱり書きたくなってしまう。ので、「もうちょっといろいろ言葉になりそうなんだけどな」とか「こういうところも僕としては面白くて伝えてみたいんだけどな」ということはざっくり削ってしまうことが多い。  どこかでそういうことを...

催し

言葉の表出、夏合宿2019

文章を書くなんていつでもどこでもできる。んだけど、いつでもどこでもできることだからこそ、いつまでもやらないまま、だったりします。 密度濃い「書く」時間にどっぷり浸かって、じぶんにとっての「なにか」を言葉の輪郭で掴み取る。書くことに限らないけれど、「契機をつかむ」とは、自...

ことば塾

ことば塾 開校します

新作の看板?表札?作成中 もう二年ほど前に、大谷さんとおおきな看板を看板を作っていたのに、なぜかまったく、珍しく全然実現する動きが出なかった塾を、ついに始めることとなりました。 2年前に作った看板 都合よく、いつのまにかグーグルマップにはことば塾として登...

日記

誇りを失いかけたあなたという僕へ

自分を救ってくれたような恩を感じる人。尊敬し、敬愛し、人生の師のようにすら思うような人であっても、こんなことを言っていたらすぐに距離をとって、何が起きているのかをよくよく見てほしい。 あなたは無意識のうちに人を操ってエネルギーを吸っている。 何々さんは自分のことを見ても...

通年講座レポート小説

「書く通年講座」レポート小説 第2回

ZOOMではトミーさんがヤマダ電機で買ってきたというマイク付きのワイヤレスイヤホンを試していた。あいにく、その声はくぐもって何を言っているのか聞き取れない。「それぜんぜん聞こえないですねー」と大谷さんが言うとなんとも悔しそうなのが妙におかしくて笑ってしまう。忘れた頃にイヤホンをつ...

通年講座レポート小説

「書く通年講座」 レポート小説 第1.9回

夢を見た。会場はまるねこ堂ではなくて、ぼくの叔父さんの家で参加者の顔ぶれも違う。どうも通年講座のまっただ中。最初か最後か途中なのかは分からないけど、一言ずつ話す順番が迫ってくる。隣の大谷さんが話し終えてぼくの番になる。ぼくは「主催」であることを今から述べなくてはならない。その必要...